anomado 2024年12月12日(木) 10時0分
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大ヒットドラマに出演してきたシュー・ハイチャオのショートドラマへの出演が、「ドラマ俳優の天下り」と話題を集めている。写真はリー・シエン「剰下的11個」。
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「蒼蘭訣~エターナル・ラブ~」や「与鳳行」「夢華録(むかろく)」などの大ヒットドラマに出演してきたシュー・ハイチャオ(徐海喬)のショートドラマへの出演が、「ドラマ俳優の天下り」と中国のネット上で話題を集めている。
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シュー・ハイチャオが出演したのは、この夏収録の人気バラエティー番組「披荆斬棘(Call Me By Fire)」シーズン4で制作されたスピンオフもの。過去にタイムスリップする夢の中で、詩人らと詩合わせをする場面を10分ほどにまとめた内容だ。もう一つは10日にリリースされた「アルタイにタイムスリップした僕が撮影任務を完遂し元の世界に戻る」という、スマホブランド・栄耀(Honor)が制作したドラマ風のCM。いずれも本物のショートドラマではないが、完成度の高い演技力と若々しいビジュアルが光り、「圧倒的な実力者」と評判を呼んだ。
シュー・ハイチャオと違って、ショートドラマに本気で出演していたのはリー・シエン(李現)だ。作品タイトルは「剰下的11個(英題:11LEFT)」。SNSソフトによって架空のゲーム世界に巻き込まれた11人のそっくりさん(リー・シエン)の運命をSF・サスペンス風にアレンジした物語だ。1人11役に挑んだリー・シエンのサイコパス演技がさく裂し、ショートドラマに新風を吹かせたと話題になった。
時代劇「清越坊の女たち~当家主母~」に出演したヤン・ロン(楊蓉)やファンタジー時代劇「狐妖小紅娘・月紅篇」に出演したグオ・シャオティン(郭暁婷)も一般ドラマから天下りしている。前者は「二十九」の2シーズンに連続出演し、後者は「青川入夢」でショートドラマに参入したことが明らかになった。
相次ぐドラマ俳優の天下りに、中国のネット上では「これからはショートドラマの時代」「テンポの速いショートドラマに出演し、可能性を広げるのは正しい選択」「腰さえ下ろせば、ドラマ俳優の圧倒的な実力の見せ場」「ショートドラマの戦国時代」などの書き込みが相次いだ。
「天下り」とは反対に、ショートドラマから一般ドラマへ「成り上がる」現象も見られる。その最も代表的存在が2020年から時代劇と現代もの合わせて15本のショートドラマに出演した若手俳優のリー・フェイ(李菲)。昨年、レオ・ロー(羅雲熙)主演の時代劇ドラマ「水龍吟」で端役に抜てきされ、ステップアップを果たした。ほかに、ショートドラマ「別怕、恋愛吧!」に出演した後、チェン・ジョーユエン(陳哲遠)と恋愛ドラマ「君に秘密を届けたくて」で共演したレインボー・シュー(徐夢潔)の名も挙がっている。
ショートドラマの影響力と人気の急激な拡大で、「戦国時代」に突入したドラマ業界。作品のあり方や、生き残りをかけた俳優の取り組みなどに関心が寄せられている。(翻訳・編集/RR)
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