中国初の破壊的技術転化インキュベーションセンターが発足

CRI online    2024年12月9日(月) 16時30分
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中国初の破壊的技術転化インキュベーションセンターが発足しました。

ハイレベルな産業科学技術のプラットフォームのネットワークを構築し、産業技術の公共サービスプラットフォーム機能を充実させるため、中国工業情報化部トーチハイテク産業開発センターなどの部門が共同で建設する中国初の破壊的技術転化インキュベーションセンターである「長江デルタトーチ破壊的技術転化インキュベーションセンター」が7日、中国東部の浙江省杭州市に設立されました。

破壊的技術(ディスラプティブテクノロジー)とは、既存の技術を根本から覆してしまうような革命的な技術のことを指します。科学技術の新たな原理、新たな組み合わせ、新たな応用に基づいて、画期的な技術的分野を切り開く全く新しい技術的進路を創出するものです。同センターは市場化メカニズムにより破壊的技術の産業化などへの転化に関連するプロジェクトに投資し加速させ、科学技術の成果と市場のニーズを効果的にマッチングさせて技術的成果を実験室から市場へ速やかに移行させます。

同センターの楊更生主任は、「センターの中核業務はエコシステムの構築で、戦略的協力機構には投資機関、サービスプラットフォーム、政府プラットフォームが含まれる。工業情報化部は未来志向の6大産業を育んでおり、目標は今後3年内に100項目の破壊的技術変革プロジェクトの新規事業立ち上げや育成をサポートすることだ」と述べました。

これと同時に、杭州市は複数の有名な投資機関と共同で設立した全国初の破壊的技術転化特別口座成果転化基金を7日に発足させました。初期の基金は2億元(約21億円)で、けん引性のある破壊的技術変革プロジェクトに強力な財政的支援を提供します。同基金の責任者によりますと、破壊的技術転化は初期段階でリスクが高くなる傾向にあり、市場や社会からの投資がうまく機能しないところには国有資本による投資が必要であるため、同基金は一部プロジェクトの発足段階でシード投資を実施し、資金面の支援を提供するとのことです。

なお、中国科学技術成果転化促進法によりますと、「科学技術成果の転化」とは、生産力レベルを高めるために科学技術の成果に対して行う継続実験、開発、応用、普及が直接新技術、新製法、新材料、新製品を成し、新産業を発展させるなどの活動を指します。(提供/CRI

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