2014年9月16日、買春の容疑で身柄を拘束されたワン・チュアンアン（王全安）監督について、中国のニュース番組が現場のマンションに公安局が踏み込んだ時の生々しい映像を公開している。騰訊網が伝えた。

【その他の写真】

第57回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「トゥヤーの結婚」などで知られ、新世代の国際派監督として期待されるワン・チュアンアン監督が今月10日、買春の容疑で公安局に身柄を拘束された。事務所として使っていた北京市内の高級マンションが現場で、公安局にマークされて以降、少なくとも3回の買春行為があったという。

16日、中国のニュース番組では、公安局がマンションに踏み込んだ当時の映像を一斉公開。画面はぼかしてあるが、監督が部屋に呼び入れた女性2人も登場し、彼女らのバッグの中を調べる生々しい様子まで、克明に映し出されている。なお、監督が関係を持った女性として現在6人が浮上しており、中には18歳の少女も含まれている。

中国メディアでは、中国映画監督協会がワン監督の除名を検討中と報道。上海の伝説的なマフィアのボス、杜月笙（と・げつしょう）を描く最新作の映画「外灘」も、制作中断を余儀なくされている。(翻訳・編集/Mathilda)