アン・リー監督のボクシング映画、資金不足で一時中断=イラク戦争作品にスイッチか―台湾メディア

Record China    2014年9月15日(月) 20時17分

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14日、米アカデミー賞の監督賞を2度受賞した台湾のアン・リー監督が、資金不足のため最新作の制作を一時中断し、イラク戦争を描く別の作品を手掛ける。

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2014年9月14日、米アカデミー賞の監督賞を2度受賞した台湾のアン・リー(李安)監督が、資金不足のため最新作の制作を一時中断し、イラク戦争を描く別の作品を手掛けるという。中国時報が伝えた。

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2012年の米アカデミー賞では、自身2度目となる監督賞(「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」)に輝いたアン・リー監督。最新作として選んだのは、3Dボクシング映画だった。1960〜70年代を舞台に、モハメド・アリとジョー・フレージャーという宿命のライバルにスポットを当て、1975年9月にフィリピンで行われたタイトルマッチ15回戦の場面などが描かれるものだ。

しかしこの作品は3D場面が多いことから、予算不足のため撮影を一時中断することが明らかに。この間にリー監督は別の作品を手掛けるという。

最新作に浮上しているのが米現代小説「Billy Lynn’s Long Halftime Walk」を映像化するもの。19歳の青年兵と7人の仲間を主人公にイラク戦争を描く。脚本は「スラムドッグ$ミリオネア」のサイモン・ビューフォイが担当する。

入れ替わった最新作情報について、リー監督側からまだコメントは得られていない。なお、今年3月に米ニューヨーク大学でリー監督との座談会に出席した中国のチャン・イーモウ(張芸謀)監督は、「資金不足で大変だ」と漏らしたリー監督に対し、「あなたほどの監督が資金不足になるなんてあり得ない」と笑って話していた。(翻訳・編集/Mathilda

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