現代中国のねずみ小僧?腐敗役人のみを狙った窃盗集団=被害者は汚職発覚を恐れ通報できず―中国メディア

Record China    2014年9月16日(火) 6時50分

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14日、中国の河南省でこのほど、腐敗役人のみを狙った窃盗集団が逮捕された。犯行は、出処を明かせない財産を盗まれた被害者が通報をためらうことを見越したものだ。資料写真。

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2014年9月14日、中国紙・参考消息(電子版)によると、中国の河南省で腐敗役人のみを狙った窃盗集団が逮捕されていたことがこのほど明らかになった。

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窃盗団は2011年から2012年にかけて、3つの省で犯行に及び、少なくとも50人以上の共産党員の住宅で現金や金塊、宝石などを盗んだ。

捜査関係者によると、窃盗団は綿密な計画を立てて腐敗役人のみをターゲットとしていた。現在、習近平(シー・ジンピン)政権は過去最大規模の腐敗撲滅運動を行っており、汚職に手を染めた公務員や政治家は広くメディアで報じられる。一連の事件は、出処を明かせない財産を盗まれた被害者が通報をためらうことを見越したものだ。

だが、2012年末、河南省正陽県で異例の通報を行った被害者が現れ、ついに窃盗団に捜査の手が及んだ。現在、窃盗団のメンバーと被害者の腐敗役人はともに取り調べを受けている。

すべての窃盗事件の中で、汚職役人を狙った事件の占める割合は高くはないものの、国民からの関心は高まっている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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