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2007年7月2日、安徽省六安市を流れる准河は上流の豪雨で増水したが、世界最長の治水工事が完成していたおかげで、氾濫することなく水量調整堰を通過。市民生活に影響は出なかった。
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2007年7月2日、安徽省六安市を流れる准河は上流の豪雨で増水したが、先月6月20日に完成した世界最長の治水工事のおかげで氾濫することはなかった。
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長い中国の歴史の中で、准河の氾濫は何度も繰り返されてきた。この河の治水は「第10次5か年計画」の重点項目であり、そのための工事が2001年12月に正式着工した。准河主流の中流地域にある安徽省六安市を中心に、上下流14.38kmにわたって川底を掘り下げ、8.54kmにわたり主堤防を造り、副堤防は69.06kmに及ぶ。治水面積は4万2200平方kmで、六安市の12基水量調整堰や姜唐湖水量自動コントロールシステムもある。
総工費22億6700万元(362億7000万円)の世界最長の治水工事により、准河流域住民は長年苦しめられてきた洪水と氾濫の歴史から解放されることとなった。(翻訳・編集/本郷智子)
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