日本の違法な尖閣諸島国有化から2年、中国公船のパトロールに打つ手なし―中国メディア

Record China    2014年9月10日(水) 15時4分

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10日、中国新聞網は「日本の違法な釣魚島(尖閣諸島)国有化から2年、中国公船の巡航に打つ手なし」と題した記事を掲載した。資料写真。

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2014年9月10日、中国新聞網は「日本の違法な釣魚島尖閣諸島)国有化から2年、中国公船の巡航に打つ手なし」と題した記事を掲載した。

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2012年9月11日、当時の野田政権が中国側の反発を顧みず違法に釣魚島を国有化したことで、日中関係はにわかにヒートアップした。

日本メディアは、尖閣諸島国有化以降、中国公船による領海侵入は約100日に上ると伝えている。

中国国家海洋局は、中国海警局の海警「2101」「2166」「2337」「2350」が今月10日、釣魚島周辺の中国の領海内を航行したことを明らかにした。

今年に入ってから先月までの中国公船による釣魚島周辺の航行は54回。昨年同期比で半分以下だが、先月は10回で1カ月では今年最多となった。中国海警局による昨年の海上巡航は262日で、釣魚島周辺の領海内での航行は計50回に上っている。

日本側は、中国公船が9月7日から8日にかけて尖閣諸島周辺の海域で海洋調査を行ったと報じた。だが日本政府関係者からは、日本側の抗議は例外なく外務省のアジア大洋州局の幹部が中国大使館に事件の再発防止を電話で申し入れるという定型的なものばかりだという声も聞かれる。

中国の程永華(チョン・ヨンホア)駐日大使は、日本側の抗議に対し、「釣魚島および周辺の島しょは古くから中国固有の領土であり、関連海域は中国の領海であり、中国公船の巡航は権利を守り法を執行するための正常な活動だ」と強調。日本側の申し入れや抗議は受け入れられないとの立場を示している。

日中問題の消息筋は「日本から譲歩を引き出すまで、中国はこうした行動を継続するであろう」とした上で、「中国の海上警備力が一層強まれば、公船数十隻が連日のように尖閣諸島周辺に向かう日が来るかもしれない」と指摘する。

日本の菅義偉官房長官は「事態を注視する」と表明するのみだ。

中国は釣魚島周辺での巡航をすでに常態化させていると指摘する専門家もいる。日本の巡視船による中国領海への侵入に対し、警告を発し、駆逐することは中国の主権を示す行為だ。(翻訳・編集/NY)

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