航天科技集団第六研究院によると、次世代有人キャリアロケット3段液体水素・液体酸素エンジンがこのほど、中国で新たに建設された垂直高空模擬試験台で高空模擬環境における長距離試験を実施した。中国最大のノズル面積比液体水素・液体酸素エンジンの長距離稼働の実現可能性を検証した同試験は無事成功した。人民網が伝えた。

中国初の垂直高空模擬台は有人宇宙飛行事業が支援し、航天科技集団第六研究院第101所が設計・建設するもので、現在世界で試験時間が最長の液体水素・液体酸素エンジン高空模擬台だ。

今回の試験成功は中国の液体水素・液体酸素エンジン高空模擬能力が1000秒レベルに達したことを示しており、中国の液体燃料ロケットエンジンの高空模擬能力を大幅に高め、中国の有人月探査などの順調な実施を強力にサポートすることになる。（提供/人民網日本語版・編集/YF）