中国メディアの十号風球は23日、パリ五輪の開会式が目前に迫る中、中国陸上女子の李玲（リー・リン）ら3人がチームを離れたと報じた。

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記事によると、中国チームは李玲の他にバスケットボール女子の金維娜（ジン・ウェイナー）と潘臻琦（パン・ジェンチー）がすでにパリを後にしている。

32歳の金維娜と29歳の潘臻琦はベルギー、フランスとの親善試合に出場する機会がなく、最終的に固まった12人のリストに入らなかった。当初、監督が2人をパリに連れて行ったことは大いに物議を醸したといい、記事は中国女子バスケは「新鮮な血液の補充」が急務だと言及。その1人として17歳の張子宇（ジャン・ズーユー）の名を挙げ、「世界を見る機会を彼女らに与えるべきだ」「若手の育成に力を入れなければ人材不足に陥ることになる」などと指摘した。

一方、棒高跳びの李玲は北京、ロンドン、リオデジャネイロ、東京と4大会連続で五輪に参加し、中国・杭州で昨年開催されたアジア競技大会では金メダルを獲得。だが、パリ五輪ではトレーニング中にけんを痛め、チームから離脱することを決めたという。

記事は、「今回のパリ五輪で中国陸上チームは紆余（うよ）曲折を経験したと言える」と述べ、陸上男子100メートルで9秒83のアジア記録を持つ蘇炳添（スー・ビンティエン）が出ないことなどにも言及した。（翻訳・編集/野谷）