2014年9月4日、世界最大の観光コメントウェブサイトTrip Advisorはこのほど、最新の南太平洋地域10大娯楽・海洋テーマパークの「利用者選択賞」リストを発表した。オーストラリアのテーマパーク9カ所がトップ10入りしたことからも、オーストラリア人のテーマパークに対する情熱がうかがえる。同国では現在、中国風のテーマパーク建設計画が進められており、オーストラリアで中華文化を体験できる中国版「ディズニー」が誕生する見通しだ。新京報が伝えた。

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豪メディアの報道によると、 ニューサウスウェールズ州Warnervaleは5億オーストラリアドル（約490億円）を投じた中国テーマパークの第1期建設計画を発表した。同テーマパークは「Chappypie China Time（中国歓楽時）」（仮称）で、2016年頭に第1期工事が始まる予定だ。報道によると、同パークの完成後は同国のシドニー・オペラハウスやハーバーブリッジに負けない観光地になるという。

■ 世界の「中国風」建築

仏「レッドタワー」、「骨董」置き場から骨董に

場所：仏・パリのモンソロー公園近くの赤い中国式のビルで、パリでは極めて珍しい、都市のスタイルと一致しない建築だ。

建造者：盧芹［文/而］（ルー・チンヂャイ）。19世紀末に同国を訪れた中国人。

用途：この独特の中国式建築は当初、中国の骨董を置くためのものだったが、時間の推移にともないその建築自体がパリの文化遺跡リスト入りした骨董となった。

スウェーデン「中国宮」、国王が王妃のために建設

場所：スウェーデン・ストックホルム市郊外の島。

建造者：王妃が非常に中国文化が好きだったため、1753年に当時の国王フレドリヒ1世が王宮近くに彼女のために中国式の建物を立てた。

特徴：中国式宮殿と仏ロココ建築が融合したもので、全体が弓形をしており、頂上は中国宮殿装飾を真似て竜が彫刻されているが、瑠璃瓦はない。当初は木造で規模も小さかったが、10年後に国王の令で木と石の構造に作り直し、1950年代にも再度大規模な修築を行なった。

南カリフォルニア州「流芳園」、米国の蘇州園林

場所：この園林はハティントン図書館、芸術収蔵館、植物園の12エーカーの土地に建てられている。

建造者：大部分は中国人が設計・建造し、石工職人や木工職人、その他の中国から来た職人50人が建造に携わった。

特徴：蘇州の園林を手本に、大部分の材料を中国から取り寄せた。中でも太湖石だけでも850トンを使用。金魚や柳、竹、手彫りの彫刻のある石橋、木の東屋など、あちこちに中国園林の特色が見られる。

ロンドン「チャイナタウン」、 元首相が斡旋して建設

場所：ロンドン・ライムハウス。合計4万人以上の中国系住民が居住している。

建造者：この「チャイナタウン」は英国のウィルソン元首相が斡旋し、英国ICEグループと中国天津市が合弁で9億ドル（約940億円）を支出して建造した。

特徴：世界の多くの大都市にチャイナタウンがあるが、ロンドンのチャイナタウンは有名だ。（提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/武藤）