中国の王毅外交部長は11日、オランダのフェルドカンプ新外相と電話会談をしました。

王部長は、「中国とオランダ間のオープンで実務的な全面的パートナーシップは安定して発展し、両国の国民に確実な利益をもたらし、地域や世界の平和的発展にも貢献している」と述べました。

王部長はさらに、「開催されたばかりの北大西洋条約機構（NATO）首脳会議が中国を根拠なく非難したことに対し、中国は決してこれを受け入れない。平和と安全問題において、中国は世界で最良の実績ある大国であり、国際社会における平和と安定の力であり続けた。中国とNATO諸国の政治制度、価値理念は異なるが、これはNATOが中国との対抗をあおる理由にはならない。中国は平等な基礎の上でNATOとの接触を維持し、相互尊重を基礎として交流を展開したい」との考えを示しました。

一方、フェルドカンプ外相は、「不安定な国際情勢に直面して、オランダは中国との『デカップリング』に賛成せず、中国と意思疎通を維持し、実務的な両国関係を発展させたい。欧州と中国の意見の相違が、両国の協力を妨げるべきではない」との方針を表明しました。（提供/CRI）