台湾メディアの中時新聞網は10日、在ギリシャ中国大使館の公式アカウントが、ビジネス、観光、親族訪問目的で中国を訪れるギリシャ人に対する5年間のマルチビザ発給を発表したことを報じた。

記事は、「中国は最近、多くの国に対してビザ免除政策を導入しており、72時間・144時間トランジットビザ免除政策も引き続きインバウンドを後押ししている」とした上で、この発表を伝えた。

このほか、中国国家移民管理局のデータとして、今年上半期の外国人入境者数は前年同期比152．7％増の延べ1463万5000人に達したと説明。また、ビザ免除で入境した人は延べ854万2000人と、同190．1％増えたことを伝えた。

現在、72時間・144時間トランジットビザ免除政策の対象国は日本や米国、カナダ、英国、スペインなど54カ国で、記事は「旅行プラットフォーム・携程のデータによると、54カ国からの今年第2四半期の訪中旅行予約は第1四半期から28％伸びた」とも説明した。（翻訳・編集/野谷）