端午の節句を前に、「嘉興端午・中国の味」をテーマにした2024年浙江省嘉興市端午の節句民俗文化祭が2日に開幕しました。

文化祭の開幕を飾る大イベントとして、ドラゴンボートレースと「踏白船（嘉興で一般的な農業用の舟）」レースが嘉興市西南湖生態公園で始まりました。力強い太鼓の音が鳴り響く中、長江デルタ地域や新疆ウイグル自治区などから来たチームが波を切って疾走し、太鼓の音や水の音、応援の叫び声が会場の雰囲気を盛り上げました。

激しいレースのほか、宋の時代の趣を持つ「端陽大集」（端午の節句の縁日）も嘉興市子城外の府南街でにぎやかに開催されています。園遊会や香袋展、無形文化遺産の手工芸品、民俗芸能公演などがあり、見て、遊んで、体験できる多彩なイベントは、訪れた観光客に濃密な端午の節句の雰囲気を感じさせます。

嘉興市の端午の節句の風習は国家級無形文化遺産になっており、同市が端午の節句民俗文化祭を開催するのは今年で18年目になります。6月10日までの期間中、「端陽大集」のほか、嘉興の古い街並みでは「江南漫遊　端午を味わう」と題したイベントや芝居など体験型民俗イベントが開催されるとともに、嘉興各地から24の無形文化遺産展示チームが龍踊りなどの無形文化遺産公演を行い、市民や観光客に情熱あふれる文化を届ける予定です。（提供/CRI）