乱気流事故に遭ったシンガポール航空の乗客「何もかもが機内を飛び交っていた」

CRI online    2024年5月23日(木) 18時50分

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シンガポール航空の旅客機が現地時間22日午前5時、飛行中に激しい乱気流に巻き込まれ、1人が死亡、30人が負傷しました。

シンガポール航空の旅客機が現地時間22日午前5時、飛行中に激しい乱気流に巻き込まれ、1人が死亡、30人が負傷しました。タイのバンコクに緊急着陸したSQ321便の乗客の大半は、シンガポール航空が提供した別の飛行機に搭乗して、バンコクからシンガポールのチャンギ国際空港に向かいました。SQ321便には乗客211人と乗組員18人が搭乗しており、現在も乗客79人と乗組員6人がバンコクに残っています。

SQ321便の一部の乗客は中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の記者からのインタビューに応じ、激しい乱気流に見舞われた恐怖の瞬間について語りました。乗客のジョシュアさんは、「いろいろな物が天井に飛び、水もあちらこちらでこぼれた。乗客らは冗談ではなく、泣き叫んだ。私はとてもつらくて怖かった。これからしばらくの間、飛行機には乗らない」と述べました。

乗客のデイビスさんは、「飛行機が急降下して、まさかと思った。クッション、カップ、皿など、あらゆる物が機内を飛んでいた」と語りました。

乗客のアズミールさんは、「(揺れたのは)10秒間ほどだったと思う。一瞬の出来事に感じて、何が起きたのか誰も理解できていないようだった。私は席に座って休んでいたが、シートベルトを締めた。突然、飛行機が何らかの気流に遭遇して激しく揺れ始めた。立っていた人、特にトイレにいた人のけがが最も深刻だった」と述べました。

シンガポールのチー・ホン・タット運輸相は現地時間22日、SNSに投稿し、シンガポール交通安全調査局の関係者が21日夜にバンコクに到着し、事故に対する調査を始めると述べました。チー運輸相はまた、事故がボーイング777-300 ER機で起きたものであることから、米国の国家運輸安全委員会が代表1人と技術顧問4人を派遣して今回の事故の調査に協力すると明らかにしました。(提供/CRI

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