2度の事故で経営危機のマレーシア航空、経営再建に向けて大幅なコスト削減へ―米華字メディア

Record China    2014年8月29日(金) 9時2分

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27日、今年に入って2度の事故で経営危機に陥っているマレーシア航空は、大規模な人員削減と便数の削減に踏み切ることを決定した。

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2014年8月27日、今年に入って2度の重大事故で経営危機に陥っているマレーシア航空は、大規模な人員削減と便数の削減に踏み切ることを決定した。米華字メディア・多維ニュースが伝えた。

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マレーシア航空は今後3年をかけて、50億リンギット(約1646億円)のコスト削減を目指す。早期退職促進などによって、従業員数を現在の1万9577人から1万4000〜1万5000人まで削減する。また、中国、ドイツなどの赤字路線を廃止する。

再編の過程で、マレーシア航空は新たなCEOを迎え、他の取締役についても大規模な人員交代が予定されている。再建計画の実行によって損失を食い止め、競争力のある企業への再生を目指す。筆頭株主である政府系ファンドのカザナ・ナショナルは、マレーシア航空の全株式を購入し、非公開化に踏み切ることを発表した。

マレーシア航空は5年連続で赤字となっており、今年3月のMH370失踪、7月のMH17墜落によって、経営環境の改善は絶望的になった。今年第1四半期季、マレーシア航空の損失額は4億4300万リンギット(約140億5800万円)に上っている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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