堺雅人のエッセイ、中国語版が発売=山口百恵以来の画期的なこと―中国メディア

Record China    2014年8月28日(木) 18時43分

拡大

27日、中国の人民文学出版社から人気俳優・堺雅人のエッセイ「文・堺雅人」と「文・堺雅人2 すこやかな日々」の中国語版が発刊される。写真は上海ブックフェア。

(1 / 2 枚)

2014年8月27日、中国の人民文学出版社から人気俳優・堺雅人のエッセイ「文・堺雅人」(2009年)と「文・堺雅人2 すこやかな日々」(13年)の中国語版が発刊される。日本の芸能人の著作が翻訳されて中国で発売されるのは珍しい。写真なども収録され、中国語版用の表紙も準備されている。人民網が伝えた。

その他の写真

同書の発売に、中国でも絶大な人気を誇る堺雅人のファンは興奮を隠せないだろう。日本語を勉強して、日本語版を読む必要はなく、値段も日本より安い。なかには、「発売に合わせて、堺雅人がサイン会のために中国に来れば、本人を目の前で見ることができる」と期待を膨らませているファンもいる。サイン会が実現する可能性は低いが、もし実現すれば、高いお金を払ってファンミーティングなどに参加するより、ずっと割がいいと言えるだろう。

中国で日本の芸能人の著作が人気を集めたのは、日中関係が良好だった1980年代まで遡る。例えば、伝説の人気女優・山口百恵の著作「蒼い時」(80年)は中国語版が出版された。また同年、「山口百恵と三浦友和」を出版し、今でも根強い人気を誇っている。中国は1992年になって「文学的及び美術的著作物の保護に関するベルヌ条約」に加盟したため、それまでは著作権などを意に介さない出版が問題となった。

今世紀になると、中国に進出した日本の映画やドラマなどが減少したため、日本の芸能人も中国ではそれほど目立たなくなった。そのため、テレビなどに比べて、影響力の小さい出版物となると、さらに少なくなった。このような現状を背景に、大ブレーク中とはいえ、堺雅人のエッセイが今回中国で出版されるというのは画期的なことで、注目に値する。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携