中国、「隠れ二重国籍者」の取り締まりを強化 ―独メディア

Record China    2014年8月29日(金) 19時21分

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26日、独国際ラジオ放送「ドイチェ・ヴェレ」は、中国政府が、二重国籍および外国籍取得後も中国の国籍を残す行為の取り締まりを強化すると報じた。資料写真。

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2014年8月26日、独国際ラジオ放送「ドイチェ・ヴェレ」は、中国政府が、二重国籍および外国籍取得後も中国の国籍を残す行為の取り締まりを強化すると報じた。27日付で中国日報網が伝えた。

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ドイツ在住のある中国系女性は、中国に帰国した際、ドイツのパスポートを使って入国した。中国の身分証も持っているが、見つかれば没収されることになる。中国国内では身分証がなければホテルの宿泊や航空券の手配、住居の購入、会社の立ち上げなど、さまざまな不便を強いられるようになる。そのため、海外で国籍を取得しても中国国内の戸籍をそのままにし、中国の身分証を所持し続ける人が少なくない。

だが、今後はそれが難しくなる。中国公安部は7月15日、違法に戸籍や身分証を売買する行為や、偽造した出生証明などでの戸籍・身分証の取得を厳しく取り締まる方針を発表した。他国の国籍を取得しながら中国の戸籍を除籍していない人も、通報の対象となる。

優秀な人材を海外から登用しやすくなるなどの利点から、二重国籍を認めるべきだという見方もある。一方で、犯罪利用や権利上の問題から二重国籍容認に否定的な見方も根強い。ある専門家は、二重国籍者のほうが法律上のさまざまな優遇を得られるため、単国籍者との間で不平等が生じる場合もあると指摘する。(翻訳・編集/岡田)



   

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