アジア大学評価で日中が躍進、韓国勢はランクダウン=韓国ネット「井の中の蛙」「今後が暗鬱」

Record Korea    2024年5月3日(金) 7時0分

拡大

1日、韓国・毎日経済は「英国の大学評価機関タイムズ・ハイヤー・エデュケーションの今年の大学評価で、韓国の名門大学の順位が一斉に下落した一方、日本と中国の大学は躍進した」と伝えた。写真は中国・清華大学。

2024年5月1日、韓国・毎日経済は「英国の大学評価機関タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)の今年の大学評価で、韓国の名門大学の順位が一斉に下落した一方、日本と中国の大学は躍進した」と伝えた。

記事によると、先月30日(現地時間)に発表された今年の評価で、昨年11位で韓国勢最高位だったソウル大学は14位にランクダウンした。昨年13位だった延世大学も17位に4ランクダウン。17位だったKAISTは18位で3年連続の下落となった。

一方、昨年同率9位だった中国の上海交通大学と復旦大学はそれぞれ7位、8位に上昇した。12位だった浙江大学も3ランクアップし9位になった。これにより中国の大学は、1、2位の清華大学北京大学を筆頭に5校がトップ10に入った。日本は東京大学が昨年の8位から5位に上昇した。

THEは研究品質、研究環境、教育環境、産学協力、国際化の5つの指標の点数を合算して順位付けしている。今年はアジアの大学739校が対象となった。韓国の大学は研究環境と教育環境で日中の大学と大きく差が開いたという。THE関係者は「韓国は研究論文が非常にたくさん出されているが、平均的に品質があまり良くない」と指摘した。

韓国大学教育協議会のパク・サンギュ会長は「韓国の大学は教育と研究の環境が不十分であるため世界的な大学と競うことが難しい」「厳しい環境にありながらこの程度の成果を出せたのも、研究員の献身のおかげ」などと説明。さらに「今年は研究開発(R&D)の予算が4兆6000億ウォン(約5185億円)削減され、理工系人材が医科大学に集中する現象も起きている」とし、「現在の順位を維持することも容易でないとみられる」と指摘したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「医大に入って金を稼ぐことばかり考えているから大学のレベルは下る一方」「韓国の大学は、医大の医大による医大のための大学」「このままだと東南アジアにも負けそう。サッカーのように」「トップ10に中国は5校、韓国は0校。特許は中国の10分の1の水準にも満たず、最先端技術分野でも中国に圧倒されている。韓国は半導体1つで先進国を気取っているが、政府も国民も徐々に井の中の蛙状態になりつつある」「R&D予算が削減され、理工系人材が医学系に移動し、人口は減少し、政策は何もない。今後が暗鬱だ」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携