南京農業大学の男子学生、小学生のふりをして女子大学生をだまし肩車させる―中国

Record China    2024年5月3日(金) 23時0分

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南京農業大学の男子学生が昨年から今年にかけて小学生のふりをして複数の女子大学生をだまし肩車をさせトラブルになった。写真は南京農業大学。

中国江蘇省南京市にある南京農業大学の男子学生が、小6男児の親や姉を装って男児と一緒に遊んでくれる人を募集し、応募してきた女子大学生らに肩車をさせたとする情報がネット上に出現したことを受け、同大の党委学生工作部は1日に声明を発表し、この男子学生に事実確認の聴き取りを行ったことを明らかにした上で、調査を進め、その結果と同大の規則に基づいて処分するとした。

これに先立ち、中国メディアの華商報が、南京市や蘇州市の複数の女子大学生の話として、南京農業大の4年の男子学生が長期にわたりネット上で小6男児の親や姉を装って男児と遊んでくれる人を募集し、応募してきた女子大学生らに肩車をさせたなどと報じた。

ある女子大学生によると、昨年11月に同級生からこの求人の話を聞き、チャットアプリを通じて「男児の姉」を名乗る人物とやりとりしたところ、アルバイト代として時給100元(約2200円)を提示された。

女子大学生は同級生と指定された公園に行き、男児とその姉が来るのを待っていたところ、現れたのは身長1メートル60センチ前後で痩せ型、見た目が11~12歳の「男児」1人だけだった。「男児」から肩車をしてほしいと頼まれ、抵抗感があったものの応じて30分ほど一緒に遊んだ。

女子大学生は帰り道で自分の肩に出血した跡があるのに気付いたことから、翌日に同級生とともに「男児の姉」に連絡し、賠償と謝罪を求めた。「男児の姉」はそもそもアルバイト代も支払う気がなかったようだが、最終的に250元(約5500円)を支払った。

女子大学生は今年4月になって、SNS上で同じ経験をした人の投稿を発見し、この「小6男児」が実は南京農業大の男子学生であることが分かり、だまされていたことに気付いた。

女子大学生によると、被害者は分かっているだけで6人に上り、そのほとんどが南京と蘇州の女子大学生だという。

男子大学生は、蘇州大学の修士課程に進学予定で、被害者らが南京農業大と蘇州大にそれぞれ告発状を送ったところ、蘇州大は男子大学生が進学を辞退したと回答。南京農業大からは対応中との回答があった。

被害者らから通報を受けた南京のインターネット警察は、被害者らに対し、蘇州の警察と協力して捜査中だと伝えたという。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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