武術クラブで死亡の8歳男児、事件から10カ月も埋葬されず―中国

Record China    2024年4月25日(木) 16時0分

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中国・山東省の武術クラブで死亡した男児の遺体が、事件から10カ月がたった今も埋葬されていないことが分かった。

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中国・山東省の武術クラブで死亡した男児の遺体が、事件から10カ月がたった今も埋葬されていないことが分かった。中国メディアの南方都市報などが報じた。

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昨年6月18日、同省青島市の武術クラブで当時8歳だった男児が死亡した。現場で撮影された映像には、コーチとみられる人物がぐったりした男児を椅子に座らせ頭をたたくとそのまま崩れるように床に倒れ込む様子や、男児がつらそうに何事かを口にしながら床をゆっくりと転がる様子が映っていた。

コーチらは動画を男児の父親に送り「具合が悪そうなふりをしている」と報告。しかし異変に気付いた父親は息子の状態に注意してほしいと求めたが返事はなかなか来ず。1時間後にコーチから電話があり、目を覚まさないので病院に運んだと知らされた。

男児は病院で死亡が確認され、診断の結果、病院に来る20分余り前には呼吸も心拍も停止していたことが判明した。父親は「コーチは動画を撮影しており、すぐに病院に連れて行かなかった。息子はまだ息があったはずなのに、撮影していたんだ」とやるせない思いを吐露した。


また、家族が遺体を確認したところ複数の打撲の跡が見つかり、検死の結果、男児の死因は「鈍器で何度も殴打されたことによる外傷性ショックと肺脂肪塞栓」とされた。地元当局は同武術クラブの責任者ら3人を傷害容疑で起訴した。

事件の裁判は今月24日に開廷する。男児の父親は、(男児の)母親が精神的なショックから立ち直れていないため裁判は欠席すると説明。また、事件から10カ月たった今でも男児の遺体を埋葬していないことを明かし、「犯人らがしかるべき罰を受けてからでないと埋葬できない」と語った。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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