英誌「中国経済が2021年に米国を追い抜く」=依然大きな差、道のりは長い―中国人専門家

Record China    2014年8月28日(木) 10時10分

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26日、英誌エコノミスト(電子版)が先ごろ、「2021年に中国経済は米国を追い抜く可能性がある」と報じたことについて、中国の専門家は「米国経済との間に依然として大きな差があることを冷静に見極める必要がある」と指摘した。写真は上海の高層ビル群。

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2014年8月26日、中国新聞社によると、英誌エコノミスト(電子版)が先ごろ、「2021年に中国経済は米国を追い抜く可能性がある」と報じたことについて、中国の専門家は「米国経済との間に依然として大きな差があることを冷静に見極める必要がある」と指摘した。

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今年5月、世界銀行の国際比較プログラム(ICP)がまとめた購買力平価ベースの各国GDPデータによると、中国が今年中にも米国を追い抜く可能性があると報じられた。

英誌エコノミスト(電子版)もこのほど、米中両国の経済成長の速度や物価の変化に基づき、2021年に中国が世界最大の経済国になるとの予測を示した。

こうした報道について、白明(バイ・ミン)中国商務部研究院国際市場研究部副主任は、「中国経済が減速せず、米国経済も加速しないという仮説に基づくものだが、この仮説自体に確実な根拠があるとは言えない」と指摘。

さらに「海外の経済人が中国経済を持ち上げる背景には、中国の経済成長に対する肯定的評価や中国の経済成長を自国の成長に利用したいという願望が含まれる。だが一部には、中国の経済成長を煽りたてることで、中国に過度の国際責任を負わせようとする人がいることも排除できない」とした上で、「米国経済との間に依然として大きな差があることを冷静に見極める必要がある。米国を追い抜く道のりはまだ長い」と指摘した。(翻訳・編集/NY)

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