4600台の携帯電話でライブ配信バズらせ6300万円を不正に稼ぐ―中国

Record China    2024年4月20日(土) 23時0分

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18日、九派新聞は、大量の携帯電話などを使用してインターネットライブのトラフィックを不当に稼ぎ、報酬を得ていたとして犯罪グループが摘発され、複数の被告に有罪判決が言い渡されたと報じた。

2024年4月18日、中国メディアの九派新聞は、大量の携帯電話などを使用してインターネットライブのトラフィックを不当に稼ぎ、報酬を得ていたとして犯罪グループが摘発され、複数の被告に有罪判決が言い渡されたと報じた。

記事によると、主犯格の男は22年、インターネットライブでのトラフィック稼ぎが非常にもうかることを知り、湖南省長沙市の企業から大量の携帯電話やルーター、スイッチなどネットワーク設備やネット検閲回避ツール、クラウドコントロールソフトウェアなどを購入し、浙江省寧波市に複数の拠点を設置して複数人を雇ってシステム操作に当たらせていた。そして、ソフトウェアを利用して拠点内の大量の携帯電話からライブへの注目や「いいね」、コメントなどの操作をさせて、実際にはほとんどなかった人気が「爆上がり」したように見せかけ、実際のネットユーザーによるアクセスを稼いでいた。そして、ライブの配信時間とトラフィックの数量に基づき不法に報酬を得ていた。男によると、全部で4600台の携帯電話を操作し、22年11月から23年3月までの間に300万元(約6300万円)近くを稼いでいたという。

この件により、男を含む17人が検察当局に起訴され、これまでに10人が有罪判決を受けた。主犯者である男は懲役1年3カ月、執行猶予1年6カ月、罰金5万元(約105万元)の判決を受けた。

この事件について、中国のネットユーザーは「300万元稼いで、罰金5万元。見事なビジネスだわ」「ただ、携帯電話が1台1000元(約2万1000円)だとしてもコストが460万元(約9700万円)かかってるから、元が取れてないな」「携帯電話を使った投票がいかに信用できないかがわかる。だから選挙はみんな紙を使うんだ」「こんなの日常茶飯事なんだろうな」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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