韓国の抗日作品、日本と関係緊張のたびに決まって登場―中国紙

Record China    2014年8月26日(火) 5時47分

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25日、環球時報は韓国で日本の侵略に抵抗した民族的英雄・李舜臣を主人公にした映画「鳴梁−渦巻く海」が大ヒットを記録していることに関連し、「日本との関係が緊張すると、韓国では抗日作品が決まって登場する」と報じた。写真は李舜臣を記念する祠堂。

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2014年8月25日、環球時報は韓国で16世紀末に日本の侵略に抵抗した民族的英雄・李舜臣を主人公にした映画「鳴梁−渦巻く海」が大ヒットを記録していることに関連し、「日本との関係が緊張すると、韓国では抗日作品が決まって登場する」と報じた。

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2006年に公開された韓国の反日映画「韓半島」の動員数は400万人を突破した。南北関係が改善された架空の朝鮮半島で、韓国人が待ち望んだ南北鉄道「京義線」(ソウルから北朝鮮の新義州に至る)の利権を奪おうとする日本政府に対し、韓国大統領が対日宣戦を準備するというストーリーだ。緊張する日韓関係が作品の背景にある。日韓が領有権を争う竹島(韓国名・独島)を想起させるシーンや当時の小泉純一郎首相の資料画像が登場する同作品は、韓国国内で大ヒットするとともに、日本では右翼主義者の不満を招いた。日本メディアは、この映画を当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の反日ツールだと指摘した上で、「御用反日広告の類いで、日本人を敵とみなすなど、全く受け入れられない」と報じている。

韓国のテレビドラマにも、朝鮮王朝末期の日本による半島侵略を扱ったものがある。最も有名なのが韓国KBSで2002年に放送された「明成皇后」だ。明成皇后(閔妃)は韓国近代史で最も傑出した女性政治家だったが、日本が送り込んだ暗殺者により命を奪われた。その凄惨な死は、韓国人には拭い切れない影となっている。韓国では今も、その死に義憤を覚える人が少なくない。最高視聴率は50%を超え、平均でも31.6%と歴代最高クラスの視聴率を獲得した。今でもテレビ画面で、再放送を目にすることができる。(翻訳・編集/NY)

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