2024年4月8日、韓国・国民日報は「韓国選手と衝突する反則を繰り返したショートトラック金メダリストのファン・デホンが、またも選手とぶつかった」と報じた。ここ6カ月間で5回目の反則となる。

スポーツ界によると、ファンは7日に行われた2024～25シーズンのショートトラック韓国代表1次選抜戦、男子1000メートル2次予選に出場した。ファンは序盤、先頭に立ったがパク・ノウォンにインコースから抜かれ、再びトップに出ようとしたところでパク・ノウォンと衝突した。その衝撃でパク・ノウォンは後ろに下がった。ファンは2位でゴールしたが、反則で失格となった。

ファンは22年の北京冬季五輪ショートトラック男子1500メートル金メダリスト。昨年10月のW杯男子1000メートル決勝をはじめ4試合でパク・ジウォンと衝突し失格させている。世界ランキング1位のパク・ジウォンだが今季はメダル獲得に失敗。今年3月の世界選手権ではファンの反則により脱落し、韓国代表への自動選抜を逃した。

ファンの反則をめぐっては、先月25日に大韓氷上競技連盟が「故意性はなかった」と判断している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「こんな選手は追放してほしい」「ここまでするような選手は、他の選手たちをどん底に突き落とす前にアウトにすべきだ」「国のためにも排除すべき」「また派閥争いが始まるのか？」「同じ選手と4回もぶつかるなんて、本当に単なる偶然かな？連盟には誰がいるのかね」「最初の1回目は『そんなこともあるよね』と思ったけど、2回、3回と繰り返されるうち、これは違うなと思った。連盟はファンをかばったりせず、きちんと措置を取るべきだ」など、怒りの声が殺到している。（翻訳・編集/麻江）