ハイテクの下支えで希少動物の数が緩やかに上昇―中国

人民網日本語版    2024年4月9日(火) 16時30分

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中国はハイテクの応用により、希少動物の保護活動を効果的に推進してきた。写真はアムールトラ。

中国は長年にわたり、野生動植物スマート保護体系の構築を通じ、希少動物保護活動に重要な下支えを提供してきた。スマート化・デジタル化モニタリングシステム、遠赤外線カメラ、ビッグデータ+IoT(モノのインターネット)、動植物種のAI(人工知能)識別などのハイテクの応用により、希少動物の保護活動を効果的に推進してきた。科技日報が伝えた。

中国国家林業・草原局の関係責任者によると、現在、中国のアジアゾウの野外個体群は300頭以上、カイナンテナガザルの野外個体群は6群・37匹、ゴールデンヘデッドラングールの野外個体群は1300匹以上に増えており、そしてミミセンザンコウの分布エリアが増え続けている。アムールトラの分布範囲は長白山脈から大興安嶺・小興安嶺に広がり、野外個体群は60頭前後に増加した。トキの分布エリアは3省から7省に拡大し、野外個体群は7000羽を超えている。世界で飼育されているジャイアントパンダ個体群は698頭に達し、人工飼育トキ個体群は1496羽に達した。

雲南省林業・草原科学院元院長で、国家絶滅危惧種科学委員会委員の楊宇明(ヤン・ユーミン)氏は、「15年前の金沙江ベースライン調査の状況と比べると、水生でも陸生でも典型的な動植物種が顕著な増加傾向を示している」と述べた。

湖南省林業局チーフエンジニアの胡鋒(フー・フォン)氏は、「科学技術イノベーションを希少動物の保護に深く応用し、湖南省林業ビッグデータプラットフォームを構築した。衛星リモートセンシングという宇宙からの目、ドローンと通信鉄塔の動画によるリアルタイム調査、森林保護者による地上巡回、そしてデータ・情報の共有により、立体化されたスマート管理を実現している」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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