「葬送のフリーレン」を除く、感動の日本アニメ5選―香港メディア

Record China    2024年4月4日(木) 23時0分

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香港メディアの香港01は4日、日本の人気アニメ「葬送のフリーレン」の第1期が終了したことを受け、同作を除く他の癒される感動のアニメ作品5選を紹介する記事を掲載した。

香港メディアの香港01は4日、日本の人気アニメ葬送のフリーレン」の第1期が終了したことを受け、他の癒される感動のアニメ作品5選を紹介する記事を掲載した。

同作は山田鐘人氏(原案)とアベツカサ氏(作画)による漫画が原作。1000年以上生きるエルフの魔法使いである主人公フリーレンが勇者ヒンメルら仲間たちと共に魔王を倒し、10年に及ぶ冒険の旅を終えたところから始まる。そして50年後、かつての仲間の死に直面したフリーレンが、人間について知ろうと新たな旅に出るという物語だ。

記事は、同作について「ストーリーのところどころにフリーレンと過去の仲間たちとの回想シーンが織り交ぜられており、視聴者はフリーレンと共に(人間について知らなかったことで気付けなかった想いに)残念さを感じるようにできている」と説明。また、「フリーレンとほかのキャラたちの寿命の差も特別な別れを生み出し、それによるやるせなさや感傷も視聴者の共感を呼んだ」と評した。

そして、清明節の連休(4日から)に見るべき、感動の5作品を紹介した。

1作目は「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。同作は、感情を持たない「兵器」として育てられ、戦争で両腕を失った主人公の少女ヴァイオレットが、大切な存在であるギルベルト少佐が残した「愛してる」という言葉の意味を知るために手紙の代筆の仕事をするという物語。記事は「(ヴァイオレットは)フリーレンと同様に特殊な背景のために人間の感情を理解することができず、同じように大切な人を失ったことで人生の新たな旅立ちを迎える。京都アニメーションの美しい映像も相まって、癒されることは間違いない」と評した。

2作目は「四月は君の嘘」。同作は、母の死をきっかけにピアノを弾けなくなった天才少年・有馬公生が、4月のある日にヴァイオリニストの宮園かをりと出会い、自分の人生と向き合っていく物語。記事は「音楽をテーマとしたアニメで、演奏を通じて心の中のわだかまりを治療し、喜びを取り戻し、2人の主人公に深い感情を生じさせる。美しい映像と音楽の中で、生命の力と無常さを表現し、多くの人に涙させた。4月にこの作品を見返さないわけにはいかない」と論じた。

3作目は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」。同作は、仲が良かった小学生6人グループの1人・本間芽衣子(めんま)の事故死をきっかけに疎遠になった仲間たちが、幽霊として現れためんまの願いをかなえるために再び集まるという物語。記事は「めんまは無邪気で、悩みに満ちた他の仲間たちとは対照的。そして大人になってからの気持ちと比べ、子どもの頃の夢は単純だったと実感する」とし、「物語の結末は非常に涙を誘うもので、視聴者からは『泣ける神作』と呼ばれている」と伝えた。

4作目は「Angel Beats!」。同作は、死後の世界を舞台にした学園ドラマで、主人公の少年・音無結弦が「死んだ世界戦線」というグループに加わり、ハチャメチャな生活を送る様子を描く。記事は「この作品のテーマは執着を捨てることで、命の意味を探る内容になっている。高校生という輝かしい年代に死亡してしまうと多かれ少なかれ未練が残る。強情だった主人公が少しずつ自分と和解していく様子は、視聴者に自分の心とのコミュニケーションを促し、自分の考えを整理し直すことにつながる」と評した。

5作目は「君の膵臓をたべたい」。同作は、内気な高校生である「僕(志賀春樹)」がある日同じクラスの山内桜良の日記を拾ったことで彼女の余命が長くないという秘密を知り、「死ぬ前にやりたいこと」に付き合っていくうちに心を通わせ合うという物語。記事は「この作品は視聴者に命の尊さを思い出させるだけでなく、逆境の中での気の持ち方も教えてくれる。人生の谷間に見ることで、違った考え方を与えてくれるかもしれない」と述べた。

そして、「上記のアニメはいずれも生死をテーマとした感動の作品だ。死は避けがちなテーマだが、死があるからこそ命のありがたみを感じる。人生にうまくいかないことは付き物だが、前向きに向き合う勇気を持っていれば違った結果を生むことができるかもしれない」とし、「近年、多くの人が生前葬を行い、自分の人生を振り返り、家族や友人と心からの交流を行っている。私たちは必ずしも別れを迎えてからこれらに向き合うわけではない。(清明節の)休暇中にこれらの作品を見て、自分なりの答えを探してみてはいかがだろうか」と結んだ。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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