香港人が日本で「溶結性レンサ球菌」の合併症を発症し死亡―香港メディア

Record China    2024年4月4日(木) 18時0分

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3日、香港メディア・香港01は、日本を旅行していた香港人1人が溶血性レンサ球菌感染の合併症で死亡したと報じた。写真は香港衛生防護センター。

2024年4月3日、香港メディア・香港01は、日本を旅行していた香港人1人が溶血性レンサ球菌感染の合併症で死亡したと報じた。

記事は、香港人に人気の観光地である日本で先月末よりA群溶血性レンサ球菌の感染により生じる劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)の患者数が急増しており、先月25日までの約2カ月間の患者数が378人と昨年1年間の4割を超えていると紹介した。

そして、香港政府の衛生署が3日、香港人1人がA群溶血性レンサ球菌により壊死性筋膜炎を発症して死亡したことを明かし、規定された手順を踏まえて遺体を香港に移送すると発表するとともに、死亡した患者が感染に至った経緯や、基礎疾患などの高リスク要因の有無について調査を進める姿勢を示したと伝えた。

記事は、A群溶血レンサ球菌について、飛沫(ひまつ)や呼吸器分泌物への接触により感染し、感染後はしょう紅熱や肺炎、脳膜炎を発症する可能性があり、まれに重篤化してSTSSを引き起こすと解説。現時点でワクチンは存在しない一方で、抗生物質による治療が有効だと説明するとともに、香港衛生署が「A群溶血性レンサ球菌による壊死(えし)性筋膜炎は通常、糖尿病などの基礎疾患を持った人が傷口から感染した場合に起こりうる。香港でも発生することがある」とコメントしたことを紹介している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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