中国初の大型EVトラック用仮想発電所が河北省唐山市に完成

CRI online    2024年4月3日(水) 15時50分

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中国初の大型EVトラック用仮想発電所が河北省唐山市に完成しました。

中国国営の電力配送会社である「国家電網」が2日に明らかにしたところによると、中国唯一の大型トラックEV化モデル試行都市である河北省唐山市で、初の大型EVトラック用仮想発電所の建設が完成したということです。唐山市の大型EVトラックの保有台数は2日時点で全国の約6分の1を占める1万台を突破し、全国トップとなったことが分かりました。

中国工業情報化部など8部門は2023年11月末に、唐山市を含む全国の15都市を対象に、公共分野における自動車の全面的なEV化の試行を実施する文書を発表しました。現在、唐山市では332カ所のEVトラック用充電・バッテリー交換スタンドと2618本のEVコンセントポールが建設されており、累計充電量は14億キロワット時を超えているということです。

大型EVトラックの膨大な台数を背景に、唐山市では11カ所の大型EVトラック用充電・バッテリー交換スタンドに電池エネルギー貯蔵施設を集約し、延べ10万台以上の大型EVトラックが電力網のピークと谷間の電力調節に参加して、最大2万キロワット時の電力が調整可能となったことで、大型EVトラック用仮想発電所の運営モデルが基本的に構築されました。

大型EVトラックのバッテリーはエネルギー貯蔵ユニットの容量が大きく、高い充電能力を持つという特徴があり、非常に良質なエネルギー貯蔵資源といえます。332カ所の充電・バッテリー交換スタンドをすべて集約すれば、調節能力は最大50万キロワットとなり、1カ月当たり約500万キロワット時の新エネルギーを追加できるということです。(提供/CRI

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