中国で炭酸飲料の売り上げが減少、無糖のお茶がシェア奪う―中国メディア

Record China    2024年4月8日(月) 5時0分

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1日、第一財経は、中国の飲料市場で炭酸飲料の特需が終わりを迎え、無糖茶が新たな成長トレンドになっていると報じた。

2024年4月1日、第一財経は、中国の飲料市場で炭酸飲料の特需が終わりを迎え、無糖茶が新たな成長トレンドになっていると報じた。

記事は、ニールセンIQがこのほど発表した昨年の中国の飲料産業データによると、昨年の中国飲料市場は前年比6%増を記録した一方で、炭酸飲料の売上高は同7%減少したと紹介。20年に始まった新型コロナの感染拡大で需要が一気に高まった炭酸飲料市場も昨年から成長に陰りが見え始め、今年に入ってその傾向が一層顕著になったと伝え、一時期は続々と発売されていた新商品を見かけることが少なくなり、拡大していた売り場も別の飲料への置き換えが進んでいるとした。

そして、広東省食品安全保障促進会の朱丹蓬(ジュー・ダンフォン)副会長が炭酸飲料の売上現象は正常なサイクルに戻ったものと認識すべきとの見解を示し「19年以前の健康消費ブームでは炭酸飲料は低迷期にあった。それが新型コロナで無糖炭酸飲料が爆発的に売れて市場が成長した。今になってブームが収まり、通常のサイクルに戻ったのだ」と解説したことを伝えた。

その上で、炭酸飲料に入れ替わるように無糖飲料の人気が高まっていると指摘。ニールセンIQのデータでは、昨年の中国の無糖飲料市場規模は前年比26%増で、このうち無糖茶が同2.1倍と成長を後押しした一方で、無糖炭酸飲料は同22%減となったほか、無糖飲料市場シェアでも無糖茶が49%と半数に迫る勢いを見せたと紹介している。

記事は、無糖茶ブームの背景について「消費者の健康志向の高まり。おいしいものの中からヘルシーな商品を選ぶ傾向から、ヘルシーなものからおいしいものを選ぶようになった」とするアナリストの見方を紹介。各大手飲料企業も続々と新商品を発売しているとし、朱氏が「無糖茶ブームはまだ天井に達していない。仕事の慌ただしさや健康志向の一層の高まりに伴い、無糖茶市場はさらなる拡大、ハイエンド化の余地を残している」と予測したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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