中国軍機の異常接近「昨年末から続く挑発の一環」「未熟なパイロット多く危険」と米軍―米メディア

Record China    2014年8月25日(月) 9時44分

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24日、中国軍の戦闘機が南シナ海の公海上で米軍の哨戒機に異常接近した事件は、2013年末からエスカレートしている挑発行動の一環であると報じられている。写真は中国軍のJ-11戦闘機の模型。

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2014年8月24日、中国軍の戦闘機が南シナ海の公海上で米軍の哨戒機に異常接近した事件について、米ニュースサイト・フリーダムズライトハウスは米国防総省からの情報を引用し、今回の事件は2013年末からエスカレートしている挑発行動の一環であると報じた。参考消息が伝えた。

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国防総省の報道官は、当該の中国軍機の所属する海南島の某部門は今年3月から5月にも米軍機に異常接近していたことを明かした。「わが国のパイロットの安全を尊重せず、挑発的な行動を取ったことに注目している」と述べた。

また、米外交誌・フォーリンポリシーは、国防総省からの情報として、中国軍のある航空連隊の指揮官が、複数回にわたって南シナ海で米軍機への妨害を行っていると伝えた。今回は中国のジェット戦闘機が、映画『トップガン』さながらに旋回しつつ、通常任務を行っている米軍機に迫ってきたという。

これについて、米軍側は、中国軍のパイロットは技能が未熟な者が多く、今回のような事件はきわめて危険だと述べた。今年3月から5月にも同様の妨害行動が行われており、国防総省は今回の事件を受けて公表に踏み切った。

昨年12月には南シナ海の公海上で、米イージス巡洋艦「カウペンス」に中国軍の空母「遼寧」の艦船が500メートル以下の距離まで異常接近した。「中国軍は国際航海の経験が不足している」との米側の批判に対し、中国側は「カウペンスが遼寧の範囲に侵入してきたものだ」と反論した。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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