中国外交部の林剣報道官は28日の定例記者会見で、パキスタンのダスで発生したテロ事件の捜査と処理についての質問に答えました。

林剣報道官は、「外交部と在パキスタン中国大使館は緊急対応処置と善後処置を積極的に展開している」と説明した上で、「在パキスタン中国大使は3月27日に事件が発生したキャンプを訪れ、中国人従業員を見舞った。パキスタンのザルダリ大統領は在パキスタン中国大使館を訪れ、事件で死亡した中国人を弔問し、犯人を可及的速やかに法により裁くための断固とした措置を取ると約束した。パキスタン側は事件の捜査およびそれに続く処置を集中的に展開しており、中国の人員、プロジェクト、組織の安全保護を強化するための実際的な措置を講じている。パキスタン側は迅速に真相を究明し、法により犯人を裁くと信じる」と述べました。

林報道官はまた、「国連安全保障理事会は同日、今回のテロ事件を強く非難し、被害者家族および中国とパキスタン政府に対して最も深い同情といたわりを表明する議長報道談話を発表した。中国は感謝の意を表明する。われわれは国際社会との協力を強化し、さまざまな形のテロリズムを撲滅し、世界の平和と平穏を守っていくことを望む」と述べました。（提供/CRI）