2024年3月26日、韓国・朝鮮Bizは「昨年、韓国人男性と日本人女性の婚姻件数が急増した」と伝えた。

記事によると、昨年の韓国人男性と日本人女性の婚姻件数は840件で、前年比40．2％（241件）増加した。韓国人が外国人と結婚するケースでは、韓国人男性と若いベトナム人女性の組み合わせが最も一般的で、昨年もベトナム人女性との婚姻件数は前年比48．3％（1604件）増で最も増加幅が大きかった。ただ、日本人女性もそれに劣らぬ増加ぶりを見せ、3番目に高い増加率を記録したフィリピン人女性（前年比23．6％・120件増）より20ポイントほど高かった。

日本ではすでに、日本人女性が外国人男性と結婚するケースで最も多くの割合を占めている国籍は韓国だという。厚生労働省の発表によると、21年の外国人男性と日本人女性の婚姻件数6682件のうち1561件が韓国人男性との結婚で、中国人男性（903件）や米国人男性（1049件）をはるかに上回ったという。

記事は「コロナ禍収束により国際結婚が再び活性化した影響もあるが、日本で韓国人男性を好む傾向が高まっていることと関連があるとの見方もある」とし、「日本では今、日本人女性と韓国人留学生が恋に落ちる内容のTBSドラマ『Eye Love You』が人気を博している。ドラマにはたびたび韓国語のセリフと韓国文化が登場し、『日本人女性の好きな韓国式恋愛スタイルがふんだんに盛り込まれている』と評価されている」「ドラマ以外にも、YouTubeでは日韓カップルのコンテンツの人気が高く、Netflixでは『韓国ドラマな恋がしたい』というリアリティショーが放送された」などと説明している。

さらに「最近日韓関係が急速に改善し、日本における韓国に対するイメージが向上したことも影響を与えている可能性がある」と指摘。先月行われた成人1607人を対象とした世論調査では、回答者の37％が「韓国が好き」と答え、文在寅（ムン・ジェイン）前政権時の14％を大きく上回ったという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓国人女性は結婚相手に求める条件が高い。だから海外に目を向ける韓国人男性が増えている」「いい流れだと思う。韓国人男性と日本人女性の恋愛を応援する」「日本人女性は料理がうまく、生活力があるイメージ」「どうしたら日本人女性と出会えるのか」「日本人女性にはまだ、共に生計を立てるという意識が残っている気がする。韓国では男性の負担が大きい。20代後半から30代前半でマンションを用意するなんて、両親の力を借りない限り無理だ」などの声が上がっている。

また「世界を見ても、韓国人男性ほど家庭的で優しい男性はいないと思う」「韓国人男性のほとんどが女性に尽くしたいマインドを持っている。韓国人女性はそれを当たり前に思うが、日本人女性は感謝してくれる。だから日本人女性との結婚が増えているのでは」との声も見られた。（翻訳・編集/堂本）