外交部の林剣報道官は22日の定例記者会見で、中国政府ユーラシア事務特別代表がウクライナ危機に関して行ったシャトル外交第2ラウンドの状況を紹介しました。

林報道官は、「中国政府ユーラシア事務特別代表を務める李輝氏が、同日に行われたブリーフィングで駐中国使節および国内外のメディア代表に対して、ウクライナ危機に関して最近行った第2ラウンドのシャトル外交に関して紹介した」と述べました。

林報道官によりますと、李輝代表はロシアやウクライナ、関係欧州諸国を訪問中、いかにして一刻も早く停戦を実現し、政治的手段による危機解決を推進するかなどについて深く意見を交わしました。

李代表はこれについて、「各国は中国がシャトル斡旋で払った努力を賞賛しており、いずれも中国がより大きな建設的役割を果たすこと、また、中国が国連安全保障理事会常任理事国、そしてロシアとウクライナの共通の友人として、この両国と各国の間を行き来して斡旋し、情報を伝達し、各国が相異点を保留して共通点を探ることを推進し、合意を形成して、和平交渉に向けてより多くの有利な条件を積み上げることを期待している」と述べました。李代表はさらに、「中国は、ロシアとウクライナ双方が認め、各国が平等に参加し、すべての和平案を公平に議論し合う国際会議がリアルタイムで開催されることを支持する。引き続き独自の役割を発揮して、ウクライナ危機の政治的解決推進のために中国の知恵と力で貢献していきたいと願っている」と中国政府の姿勢を示しました。（提供/CRI）