商用EVの記録的販売台数、「中国の数年にわたる努力報われる」とスペインメディア

Record China    2024年3月25日(月) 9時0分

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スペインのエネルギー関連メディア「El Periódico de la Energía」は14日、商用電気自動車市場で中国の数年にわたる努力が報われているとする記事を掲載した。

中国メディアの参考消息によると、スペインのエネルギー関連メディア「El Periódico de la Energía」は14日、商用電気自動車(EV)市場で中国の数年にわたる努力が報われているとする記事を掲載した。

記事はまず「多くの自動車メーカーがEVの計画を縮小しているにもかかわらず、ここ数カ月間にEVの導入に関して驚くほど前向きなニュースがいくつかあった」と指摘。乗用車に関しては、「ブルームバーグNEFの推計によると、昨年第4四半期にEVが世界の自動車販売の20%に達した。中国と欧州が先行しているが、他の市場でも同様に記録的な四半期となった」と伝えた。

商用EV市場については「それほど注目されていないものの、昨年の最後の数カ月で記録的な販売台数となった。中国は数年にわたってこの分野に力を入れており、その努力が報われているようだ」とした。

記事によると、中国では昨年12月、5600台超の中型および大型の電気トラックまたは燃料電池トラックが販売された。これは市場全体の10%に相当する。中国におけるあらゆるタイプの商用EVの年間販売台数は33万台を超えた。電気小型商用車が市場の16%を占めた。

記事は「これらは控えめな数字に見えるかもしれないが、大型トラックは電動化が最も困難なセグメントの一つとされる。大型トラックが今後何年にもわたって中国国内の石油需要を増加させると多くの団体が予想していた。市場の10%に達したことは重要であり、乗用車にわずか数年遅れていることを意味する」とした。

記事は「中国の大型トラックのデータには、他にも二つの興味深い話がある」と指摘。一つは、水素燃料電池がようやく存在感を示し始めたことで、昨年12月には燃料電池を搭載した大型トラックが1000台余り販売された。もう一つは、バッテリーの切り替えが中国のトラック販売の電動化にも貢献しているということで、ブルームバーグNEFのアナリストが収集したデータによると、昨年中国で販売された大型バッテリーを搭載した電気トラックのほぼ半数が交換可能なバッテリーを搭載していた。この割合は2021年の34%から上昇した。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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