2014年8月21日、中国新聞社によると、今ネット上で話題の「アイス・バケツ・チャレンジ」がメディアから賛否両論を受けている。

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「アイス・バケツ・チャレンジ」とは、参加者がネット上に自分が氷水を全身にかぶる様子を公開する。その参加者は次にこの挑戦を受ける者3人を指定し、指定された者は挑戦を受けるか、ALS（筋萎縮性側索硬化症）患者のために100ドル（約1万円）を寄付する。

■反対意見「慈善はショーになってはならない」

台湾紙・新生報は21日の社説で、指定された者はすぐにメディアの関心を集め、マイクを持ち、タイミングをうかがい、「氷水をかぶり、思いやりをもたなければならない」と声高に言うと批判した。参加する政治家のほとんどがすんなりと挑戦を受ける。どの政治家も年末の選挙を意識しているか、国民に忘れ去られるのを恐れているかのどっちかだ。新生報は「アイス・バケツ・チャレンジ」の目的は大衆の人気をとることではなく、有名人を通して、公衆にALSに関心を持ってもらうことだと強調している。台湾紙・中華日報も21同日の社説で、「大人のゲーム」であると批判している。

■賛成意見「たとえショーでも構わないではないか」

シンガポール華字紙・聯合早報は20日の記事で、この活動はたとえショーであっても、公益組織として慈善金を調達し、助けを求めている人を助け、さらにこの難病の良い宣伝にもなっているとして肯定している。

台湾紙・聯合報も20日の記事で、「いかに関心を集めるか」が公共活動の最大の挑戦であり、未来にもこのような慈善と興趣とが結合した活動が多く行われ、全世界を巻き込み、本当に助けが必要な人が多くの支援を得られることを期待するとして肯定している。

米華字メディア・僑報もチャリティーの形式は多くあり、人々の苦痛を哀れみ、黙々と寄付をする人もいれば、寄付に「趣」を求める人もいるとして支持している。（翻訳・編集/酒井）