中国では今年に入ってから、都市部が抱える要解決の課題についての調査「都市健康診断」が全面的に実施されます。

住宅都市農村建設部が17日に発表したデータによりますと、現在、297の大中都市で「都市健康診断」が実施されています。住宅、団地、コミュニティー、市街地といった四つの角度から、住民が抱える身近な難題のほか、都市の競争力やキャパシティ、そして持続可能な発展に影響を及ぼす弱点を見出し、それらの問題を当該都市が発展していく上での重点問題として解決していくことを目指しています。

関連する調査をスタートさせた297の都市のうち、現在までに236の都市が活動指導グループを立ち上げ、204都市が活動案を打ち出しており、天津や重慶、青島、寧波など多くの都市は既にアンケートや微信（ウィーチャット）のミニプログラムなどを通じて、市民に実感している具体的な問題や改善案を聴取しています。この活動は今年3月から8月まで行われ、9月末までに、報告書を住宅都市農村建設部に提出することが求められています。（提供/CRI）