人民網日本語版 2024年2月26日(月) 14時30分
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春節が過ぎたばかりのところで、「中国天眼」FAST、「人工太陽」EASTなどの国の代表的な製品を利用した科学研究活動が急ピッチで進められている。写真はFAST。
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春節(旧正月、今年は2月10日)が過ぎたばかりのところで、「中国天眼」FAST、「人工太陽」EASTなどの国の代表的な製品を利用した科学研究活動が急ピッチで進められている。年内に複数の重要な研究成果を産出する見込みだ。
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春節以降、貴州省に位置する500m球面電波望遠鏡(FAST)が宇宙観測を続けている。FAST運営・発展センター測量・制御エンジニアの孫純(スン・チュン)氏は、「われわれが現在観測しているのはパルサーと呼ばれるものだ。望遠鏡の非常に高い感度により、FASTは現在まで883個のパルサーを観測している。これは運用開始から現在までの同時期の海外同類望遠鏡の観測数合計の3倍以上だ」と説明した。
「中国天眼」FASTチーフエンジニアの姜鵬(ジアン・ポン)氏は、「今年はパルサー発見数を1000個まで拡大できる見込みだ。われわれはさらに奇妙で物理学的な意義を持つパルサーを探す。例えばパルサーブラックホール連星システムが見つかれば、人類の認識を改めることになる」と述べた。
2023年に国の検収に合格し、四川省稲城に位置する高標高宇宙線観測ステーション「拉索(LHAASO)」は、世界で感度とスカイサーベイ能力が最も高い超高エネルギーガンマ線探査装置だ。科学研究者は最近、この中型イメージング大気チェレンコフ望遠鏡試作機の設備メンテナンスを行ってきた。
この敷地面積1.36平方キロメートルの観測ステーションでは将来的に、32基の同望遠鏡からなる大型チェレンコフ望遠鏡アレイが構築される。それにより、この観測ステーションは宇宙の恒星級天体の爆発によるガンマ線を検出できるだけでなく、それがどの天体由来かもより正確に判断できるようになる。
このほか、科学研究者は今年、観測ステーションで観測された宇宙線を利用し、全粒子エネルギースペクトルおよび単一元素エネルギースペクトルの正確な測定の完了を目指す。
安徽合肥科学島に位置する世界初の全超伝導トカマク核融合実験装置(EAST)としての「人工太陽」はここ数日、新たな物理実験を開始した。科学研究者は実験の合間を利用し、装置のイオンサイクロトロン加熱システムの性能を高めた。科学研究者の今年の目標は、昨年の世界最長の403秒のHモードプラズマの維持を踏まえた上で、1000秒級のより長時間の維持を目指している。
中国はすでに77カ所の国家重要科学技術インフラの建設を展開しており、うち35カ所が完成し運用開始している。一部の施設は世界の先頭集団に加わっている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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