「世界で最もおいしいパンベスト50」に選出、中国の「焼餅」にたくさんの種類

人民網日本語版    2024年2月24日(土) 10時0分

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CNNは20日、「世界で最もおいしいパンベスト50」を紹介する記事を掲載し、中国の「焼餅」も選出された。写真は鴨油酥焼餅。

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米国のニュース専門ケーブルテレビ(CNN)は現地時間20日、オフィシャルサイトにおいて、「世界で最もおいしいパンベスト50」を紹介する記事を掲載し、中国の「焼餅(シャオビン)」も選出された。

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CNNの記事は、書籍「パンの歴史」の作者であるルーベルの言葉を引用して、「パンについて厳格な定義を制定する必要はない。特定の種類の粉で作る必要もない」とし、「パンは現地の文化と密接な関係がある」と伝えている。

CNNは中国のシャオビンについて、「ゴマがまぶされた表面の下は、小麦の風味たっぷりのサクサクの層になっている。シャオビンを作る職人は生地をぐるぐるとこねるほか、たたいて、それを薄く、18層以上に仕上げる。中国北方エリアのシャオビンには、黒ごまや燻製肉、花椒などを使って、甘い具またはしょっぱい具が入っている」とそのおいしさを伝えている。

CNNによると、シャオビンのほか、日本のカレーパンやオーストラリアのダンパー、ブラジルのポンデケージョ、アフガニスタンのボラニパンなども選出されている。


中国においてシャオビンは、多くの人に愛されている伝統的な軽食で、そこには地域の文化や歴史が込められている。地域によって、シャオビンの作り方や味、風味などが違うという特徴があり、そのような違いは現地の人々の生活習慣や飲食文化を反映しており、いずれも重要なご当地グルメにもなっている。

では、中国の「シャオビン」にはどれくらいの種類があるのだろうか? 北方エリアでは朝食としてシャオビンを食べることも多い。表面はサクサク、中はしっとりした食感で、こんがりとした焼き色は人々の食欲をそそる。また、西北エリアの「羊肉焼餅」は、とても香ばしく、羊肉のうまみが口の中で広がることで知られている。こんがり焼き上がったサクサクの皮とやわらかな羊肉とのハーモニーが人々を魅了する。


南方エリアでは、江蘇省南京市のダックの油を使って作られた「鴨油酥焼餅」が有名だ。こんがりと焼き上げられた表面はサクサクとした食感で、なんとも香ばしい。同じく江蘇省の揚州市の名物である「草爐焼餅」も、南方エリアのシャオビンの「筆頭格」と言える。稲や麦のワラを燃やして焼き上げられているため、独特の香ばしさを漂わせ、ほんのりとした甘さを感じられる。浙江省麗水市縉雲県の伝統的な軽食である「縉雲焼餅」は主に豚肉と縉雲菜干(漬物)を具にしたシャオビンで、世界でも販売されるようになり、カナダやイタリア・ミラノでも店舗が展開されるようになった。

このように中国全土には実にさまざまなシャオビンがあり、どのシャオビンにも地域の特徴が見られ、独特のおいしさがある。

中国のネットユーザーからは「シャオビンの種類は実にとても多い。細かく分類して、その分類ごとに最もおいしいシャオビンベスト50を選ぶのがいい」「ナンや手抓餅、葱油餅、ロバ肉バーガーなど、中国はまさにグルメ大国と言っていい」といったコメントが寄せられた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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