南極での航空科学観測国際協力で新たな成果―中国隊

CRI online    2024年2月20日(火) 19時50分

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中国の科学観測隊はこのほどノルウェーやオーストラリアなど多くの国と協力して実施した南極氷床氷縁部に対する航空調査の国際協力作業を順調に完了しました。

中国の第40回南極科学観測が進められています。中国極地研究センターによると、中国の科学観測隊はこのほどノルウェーオーストラリアなど多くの国と協力して実施した南極氷床氷縁部に対する航空調査の国際協力作業を順調に完了しました。

南極氷床からの氷の流出および潜在的な不安定さは、世界の海面上昇をもたらす重要な要素の一つです。氷床氷縁部の氷厚と氷下地形のデータは、南極氷床の氷の量の流出状況と不安定さを評価する基礎ですが、研究者によると、氷床氷縁部の90%近くで正確な氷厚と氷下地形のデータが欠けています。そのため、南極氷床の縁域の全周にわたる航空調査の国際協力計画が進められることになりました。中国はこの先端科学計画の重要な発起国で参加国です。

中国極地研究センター極地氷雪・気候変動研究所の陸愷補佐研究員によれば、今回の任務ではエンダービーランドと名づけられた南極で最大のデータ空白地域に対して航空調査を行いました。飛行距離は累計で約7200キロ、飛行時間は約28時間に上り、中国の中山基地からベルギーのプリンセス・エリザベス基地までの氷床氷縁部の氷厚と氷下地形の詳細なデータの取得に成功したとのことです。(提供/CRI

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