韓国、サッカー・アジアカップの敗因を「選手のせい」にするクリンスマン監督を解任へ=ネットにも厳しい声

Record Korea    2024年2月16日(金) 19時0分

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15日、韓国・ヘラルド経済は「サッカー韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督がアジアカップベスト4敗退の原因を選手に押しつけた」と報じた。写真はクリンスマン監督。

2024年2月15日、韓国・ヘラルド経済は「サッカー韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督がアジアカップベスト4敗退の原因を選手に押しつけた」と報じた。

記事によると、クリンスマン監督は同日、ソウルで開かれた大韓サッカー協会の戦力強化委員会にリモートで出席した。

委員会に出席したある委員は「クリンスマン監督はイ・ガンインソン・フンミンのせいで競技力が良くなかったと言い訳した」と明らかにした。また「ミュラー委員長は終始クリンスマン監督の肩を持っていた」「戦力強化委員会のために準備された選手団のスケジュール、トレーニング内容などの資料はすでに知られている内容ばかりで無意味なものだった」などと話した。また別の委員は「クリンスマン監督が『失敗ではない。成功した部分もあった』と発言した」と明らかにしたという。

委員会はこの日、クリンスマン監督の解任を協会に建議することを決定した。サッカー協会技術本部長は委員会後の記者会見で「複数の理由によりクリンスマン監督はこれ以上リーダーシップを発揮できないとの判断があり、交代が必要との意見で一致した」と発表した。

クリンスマン監督は昨年2月末に韓国代表監督に就任した後、職務怠慢問題でたびたび批判されてきた。今回のカタール・アジアカップでは優勝候補として期待外れの競技力を見せ、「解任するべきだ」との世論がさらに高まった。また、アジアカップ準決勝前日にソン・フンミン(トッテナム)とイ・ガンイン(パリ・サンジェルマン)との間で軽い暴力に発展するもめごとがあったとも伝えられ、こうした内紛が競技力にも影響を与えたのではないかとの指摘も出ているという。

記事は「クリンスマン監督が委員会で敗因をイ・ガンインとソン・フンミンのせいにしたのもこうした趣旨から出た発言とみられるが、チームを団結させるという監督としての役割を果たさずに、責任を選手だけに押し付けているとの批判も出ている」と伝えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「『選手たちがけんかしたから負けた』と言う監督なんて世界中どこにもいない」「無能な上にひきょうさまで…」「もめた選手も悪いけど、チーム内の雰囲気や不和を管理するのも監督の仕事だ。根本的な原因はクリンスマン監督にある」「最強のチームで最悪の競技力を見せ、選手同士のけんかを見ても放置し、敗因をひたすら選手のせいにする無能な監督は必要ない。今すぐに解任してほしい」「選手を守るべき監督が選手に責任を押し付ける姿を見るに、彼には監督の資格がない」「練習も会議もリモートでして、試合に負けたら笑う監督。一体誰がこんな人を連れてきたのか」など、クリンスマン監督への厳しい声が数多く寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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