中国の動画配信サービス・優酷（YOUKU）がこのほど、春節（旧正月、今年は2月10日）期間中に配信されるドラマ、アニメ、映画、バラエティー番組などを網羅したコンテンツリストを一挙公開し、ファンの期待が高まりを見せている。

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春節を意識したコンテンツの中で、現時点で最も人気の高い作品が6日にスタートしたサスペンス時代劇「大唐狄公案」。優酷が手掛ける重点プロジェクト「歴史ミステリーユニバース」の代表作との位置付けで、配信前に560万件の予約数でプラットフォームの最高記録を打ち立てた。

近年、コンテンツ制作に気合を入れている優酷が打ち出したのは「一横三縦」というビッグ計画。従来の名品ドラマの「一横」と「歴史ミステリーユニバース（中国語：歴史謎団宇宙）」「夜明けユニバース（中国語：破暁宇宙）」「少年ファンタジーユニバース（中国語：少年幻想宇宙）」を合わせた「三縦」というもの。

「三縦」は特に視聴者の関心が集中し、「歴史ミステリーユニバース」系の「大唐狄公案」「清明上河図密碼」「蔵海伝」、「夜明けユニバース」系の「新生」「辺水往事」「雪迷宮」、「少年ファンタジーユニバース」系の「異人之下」「凡人修仙伝」「少年白馬酔春風」「夢之海」「霊籠」のラインアップとなっている。

「一横三縦」計画の実現に向けて優酷のドラマ制作は勢いを増しているとみられ、過去3カ月間で「蔵海伝」「珠簾玉幕」「鳳凰台上」「献魚」など20本近くのドラマがクランクインし、現時点で70本超の作品が制作中とのこと。クランクアップを迎えた作品は先週だけで「清明上河図密碼」「産後世界」「法証先鋒6」「黒白決」「千朵桃花一世開」の5作品に上り、「編集後期」の段階まで進み、順次配信が見込まれているのは「雪迷宮」「夢之海」「新生」「凡人修仙伝」「異人之下之決戦！碧游村」の5作品と伝えられている。

騰訊視頻（テンセントビデオ）、愛奇芸（iQIYI）など動画配信サービス同士の競争が激化する中、独自の強みを生かした優酷のビッグ計画に注目と期待が寄せられている。（編集/RR）