福島第一原発で汚染水漏れ、中国専門家「日本は再三隠ぺい、注視必要」

Record China    2024年2月8日(木) 12時0分

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8日、環球網は、東京電力福島第一原発の汚染水が浄化装置の排気口から約5.5トン漏れ出していたことが明らかになったと報じた。

2024年2月8日、中国メディアの環球網は、東京電力福島第一原発の汚染水が浄化装置の排気口から約5.5トン漏れ出していたことが明らかになったと報じた。

記事は、東京電力が7日、同原発の汚染処理水浄化装置の排気口から水が漏れ出していることを発見したと紹介。漏れが発生した場所は汚染水を一時貯蔵しておく設備の建屋外で、漏れ出した水は浄化装置による処理を経ておらず、セシウムやストロンチウムなどの放射性物質が約220億ベクレル含まれていた可能性があると伝えた。

また、漏れが発生した当時は処理装置の点検中で、本来閉まっているはずのバルブ16個のうち10個が開いた状態になっていたこと、漏れ出した水が土壌に染み込んだ可能性があるため同社が現場を立ち入り禁止にした上で漏れ出た水や土を回収する予定であることなどを紹介している。

その上で、大連海事大学法学院教授で黄渤海研究院院長の張晏瑲(ジャン・イエンチアン)が「これほど大量の放射性物質が空気や土壌に漏れ出すことによる危害は間違いなく非常に大きい。これまでの同原発事故に関連して日本政府や関係責任部門が再三実際の状況を隠ぺいしてきたことを鑑みれば、今回の事故についても引き続き注視する必要がある」との認識を示したことを伝えた。

同原発の汚染処理水をめぐる新たなトラブルについて、中国のネット上でもある程度の注目を集め、日本に対するネガティブなコメントが並び、微博のトレンドワードランキングでも上位に入った。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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