中国テック系メディアの快科技やC114はこのほど、モバイルネットワーク調査会社オープンシグナルの最新の報告書によると、韓国はアジア太平洋の主要国・地域の中でモバイル通信速度のリーダーとして浮上し、その5G（第5世代通信）技術は世界最速としてランクされているとする記事を掲載した。

記事によると、23年10月から12月にかけての韓国の移動通信の平均ダウンロード速度は140．2Mbpsを記録し、アジア太平洋の25カ国・地域でトップだった。22年末は125．3Mbpsだった。2位はシンガポールで、韓国のほぼ半分の71．1Mbps。以下、オーストラリア（58．5Mbps）、台湾（55．7Mbps）、インド（51．5Mbps）、中国（50．5Mbps）が続いた。日本は46．7Mbpsで8位にランクされ、速度は1．2Mbps低下した。インドは5G導入により驚異的な伸びを示し、速度は15．4Mbpsから51．5Mbpsへと3倍になった。

5Gの平均ダウンロード速度では、韓国が436．7Mbpsで世界最速で、アジア太平洋地域の中ではマレーシア（337．7Mbps）、シンガポール（292．9Mbps）、インド（280．7Mbps）が続いた。中国の工業情報化部によると、中国は144Mbps超。

欧州諸国ではデンマーク（301．8Mbps）、ブルガリア（288．9Mbps）、クロアチア（274．3Mbps）が、湾岸協力理事会（GCC）諸国ではカタール（335．1Mbps）、バーレーン（282．5Mbps）、クウェート（274．6Mbps）がそれぞれランキングをリードした。（翻訳・編集/柳川）