国際通貨基金（IMF）は米国現地時間2日、2023年の対中4条協議報告書を発表した。IMFはその中で、中国経済が新型コロナウイルス感染症の後に力強く回復したことを歓迎するとした上で、中国の2024年の経済成長率を4．6％と予測した。

同報告書によると、23年の中国経済はコロナ後の新たな開放によって力強く回復した。回復は主に国内需要（特に個人消費）による推進のほかに、さらなる金融緩和政策、企業・世帯への税収減免、災害救助のための財政出動を含む支援的マクロ経済政策によるところも大きい。IMFは24年の中国経済成長率予測を4．6％とし、23年10月の予測値から0．4ポイント引き上げた。

IMFの理事会は中国経済のコロナ後の力強い回復を歓迎すると同時に、中国政府は下ぶれリスクを緩和し、質の高いグリーンでバランスの取れた成長を実現するために、引き続きマクロ経済の支援を提供するとともに、市場化への構造改革を実施する必要があると提言した。（提供/人民網日本語版・編集/KS）