中国で春節前に豚肉が売れない「異例」の事態、原因は?―独メディア

Record China    2024年2月5日(月) 14時0分

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4日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、例年であれば春節(旧正月)を控えて旺盛になる中国の豚肉需要が今年は盛り上がっていないと報じた。

2024年2月4日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、例年であれば春節(旧正月)を控えて旺盛になる中国の豚肉需要が今年は盛り上がっていないと報じた。

記事は、春節が迫った中国では例年需要の増加に伴って豚肉の価格が上昇するにもかかわらず、今年は価格に大きな変動が見られないとし、北京市の卸売市場従事者が中国メディアに対して「今年の豚肉価格は例年より安い」と語り、市場関係者も「今年は春節前後で豚肉価格が大きく変動することはない見込み」との見方を示したことを紹介した。

また、国家統計局のデータとして、今年1月下旬の生きたブタの価格が1キロ当たり15元(約300円)と1月中旬に比べて9.5%上昇したものの、中国養豚ネットワークが発表する価格システムによると今月4日現在の価格が14.70元で再び下落傾向に転じたことが明らかになったと伝えた。

その上で、米ブルームバーグが「豚肉の価格が1年前より20%ほど安いのに、販売量は例年の3分の2程度にとどまっている」という北京市の食肉販売業者の話を紹介し、「豚肉需要は引き続き軟調だ。これは、給料の減少が家庭の需要に打撃を与え、消費の足を引っ張っていることの表れだ」と評したことを伝えている。

さらに、中国経済系メディアの報道として、中国国内における豚肉価格下落が、アフリカ豚熱発生により縮小していた国内での養豚産業が21年に回復に転じて以降生産過剰の状態にあることに起因していると指摘。昨年の中国の豚肉生産量は5794トンとこの10年で2番目に多く「どの四半期にも明らかな供給過剰が発生」し、価格安定のために国家発展開発委員会が3度にわたって備蓄用の豚肉購入を発表したと伝えた。また「アフリカ豚熱後の価格高騰で既存の養豚業者が生産を拡大するとともに、新規参入者も相次いだ。かくして供給過剰となった市場において、養豚企業はコストダウンと効率向上によって価格下落にあらがおうとしているものの、赤字の宿命からは逃れられていない」とする中国メディアの評価を紹介した。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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