世界最長の海底道路トンネル 直径15.63メートルのシールドマシン掘削開始―山東省青島市

CRI online    2024年2月4日(日) 6時30分

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世界で建設中の海底道路トンネルの中で規模が最大で長さが最長の青島膠州湾第2海底トンネルの建設が1月26日に新たな局面を迎えました。

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世界で建設中の海底道路トンネルの中で規模が最大で長さが最長の青島膠州湾第2海底トンネルの建設が1月26日に新たな局面を迎えました。中交隧道工程局(中交隧道)が建設を請け負う本線北線シールド区間で使用されるシールドマシン「深藍号」が順調に稼働し、海底掘削工事が正式に始まりました。

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膠州湾第2トンネルは、中国東部に位置する山東省の重大建設プロジェクトで、青島市の中心部と同市の黄島区(島)をつなぎます。本線の全長は17.48キロ、メイントンネルは双方向6車線で、その中間にサービス用トンネルが配置されます。中交隧道が建設を請け負う本線北線シールド区間の水圧は最高で0.96メガパスカルに達し、施工において、海域環境、超高水圧、超大直径シールド、大規模断層破砕帯の通過などの極端な条件に直面しなければなりません。

施行チームは、地質条件の複雑さや、高水圧、長距離の硬岩掘削などの施工上の難点に対して、業界の権威ある専門家と協力してカッターの形状、刃物の類型、耐圧耐摩耗能力などの面で特別研究を行い、長距離硬岩地層に適応する超大直径泥水式平衡シールドマシン「深藍号」を組み立てました。シールドマシンの掘削直径は15.63メートル、全体の長さは165メートル、重量は5300トンで、伸縮式主駆動機や伸縮式掘削キャビンなどを監視する知能的システムを備えています。

深藍号

「深藍号」の順調な稼働は、膠州湾第2トンネルの施工が全面的に開始したことを示しています。着工現場は海岸から最も近い所でわずか8メートルしか離れておらず、3本のシールドトンネルの中で着工の難易度とリスクが最も高いということです。

トンネルが貫通すると、青島は「双トンネル時代」を迎え、青島と黄島の交通上のつながりがさらに加速し、湾岸をめぐる一体化交通システムが高度化し、膠州湾東西両岸の一体化発展を促進し、市内の交通圧力を緩めるなどの重要な意義を持ちます。(提供/CRI

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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