高額なのに低速、しかも「命が危ない」? 米高速鉄道への不満高まる―中国メディア

Record China    2024年2月3日(土) 12時0分

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31日、紅星新聞は、米国で開通した高速鉄道について、運賃が高額な上に1カ月足らずで死亡事故が頻発していると報じた。

2024年1月31日、中国メディアの紅星新聞は、米国で開通した高速鉄道について、運賃が高額な上に1カ月足らずで死亡事故が頻発していると報じた。

記事は、米フロリダ州のマイアミとオーランドを結ぶ高速鉄道が昨年9月に開通したものの、運賃が非常に高い上にスピードも大したことないとして市民から不満が出ていると紹介。さらに「受け入れ難いことに、この鉄道では事故による死者数が非常に多くなっており、米メディアからは1マイル当たりの死者数から『最も命が危ない鉄道』と称されている」と伝えた。

その上で、現地時間1月29日午後10時ごろに同鉄道を走行する列車に男性がはねられて即死する事故が発生したほか、同10日と12日にもそれぞれ事故が発生して計3人が死亡しており、1月だけで4人が死亡したと米メディアが報じたことを紹介。また、地元マイアミのメディアが昨年報じた内容として、同鉄道では2017年の試験営業開始から昨年末までに事故によって98人が死亡しており、今年に入っての4人を加えると102人になったとした。

記事によると、同鉄道は全長378キロで7つの駅があり、約50億ドル(約7300億円)投じて建設されたとのこと。しかし時速は高速鉄道としては低速な200キロにとどまる上、2等席の片道運賃は79〜99ドル(約1万2000〜1万5000円)、1等席は149〜189ドル(約2万2000〜2万8000円)と高額であることから、市民からは「コストパフォーマンスが悪すぎる」との指摘が出ているという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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