中国はすでに29カ国・地域と22件のFTAに調印―中国メディア

人民網日本語版    2024年2月1日(木) 11時30分

拡大

中国商務部によると、中国はすでに29カ国・地域と22件のFTAに調印している。

2023年、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が全面的に発効した。

中国商務部の王受文(ワン・ショウウェン)国際貿易交渉代表兼副部長は、国務院新聞弁公室が先ごろ開いた記者会見で、「2023年に、中国は新たに4件の自由貿易協定(FTA)の調印を実現し、年間の調印件数がこれまでで最多となった。エクアドル、ニカラグア、セルビアとFTAに調印し、シンガポールとはFTAのアップグレードに関する議定書に調印。さらに、ホンジュラスとのFTA早期収穫交渉も実質的に完了した。中国はすでに29カ国・地域と22件のFTAに調印しており、これらのFTAは中国の貿易総額のうち約3分の1を占めている」とした。

内容的にも、さらに高い水準に達した。王副部長は「ニカラグアとのFTAやシンガポールとのFTAのアップグレードにおいて、中国はネガティブリスト・モデルに基づき、高水準の国境を越えたサービス貿易や相互投資の開放を約束した。これは、中国のFTA交渉で初めてのことだ」と述べた。

王副部長はまた、「今年、中国は引き続き各レベルで環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)加盟国と十分な意見交換を行い、G20APECといった多国間の国際会議の場の活用を含め、CPTPP加盟国と踏み込んだ意見交換を継続する。中国のFTA交渉の議事日程は一層充実したものとなる。中国はASEANとのFTA3.0交渉の妥結に努めるほか、ホンジュラスとの交渉、ペルーとのFTAアップグレード交渉を妥結させ、CPTPPとデジタル経済パートナーシップ協定(DEPA)への加盟を引き続き推進する。また、湾岸協力会議(GCC)、ニュージーランド、韓国、スイスともFTA交渉やアップグレード交渉を行い、グローバルな高水準の自由貿易圏ネットワークをさらに拡大していく」と表明した。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携