中国の若者の就職難は予想以上―香港メディア

Record China    2024年2月2日(金) 15時0分

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香港01は30日、「中国の若者の就職難は予想以上」との見出しを打ち、不確実性の中で仕事を見つけるために何が必要だったかについて中国の数人の若者に話を聞いた、米ニューヨーク・タイムズの記事を取り上げた。

香港ニュースポータルの香港01は30日、「中国の若者の就職難は予想以上」との見出しを打ち、不確実性の中で仕事を見つけるために何が必要だったかについて中国の数人の若者に話を聞いた、米ニューヨーク・タイムズの記事を取り上げた。

記事によると、2019年に卒業したナディア・ヤンさんは、家庭教師のブームが21年に政府の弾圧によって突然消滅したため、豊かな沿岸都市から故郷に戻り、20カ月を費やして公務員試験に備えた。自分の貯金3万5000元(約70万円)を使い果たした後、両親を頼り、陝西省北部の都市、延安の交通運輸局に採用された。月収は以前の7000元(約14万円)と比べるとだいぶ少ない3000元(約6万円)だが、少なくとも解雇される心配がなく、住居費や食費の補助もあるからと自らを慰めているという。

22年8月に就活を始めたフィオナ・チンさんは、100件の求人に応募するという目標を設定した。しかし内定を獲得するという計画は崩れ去り、無力感に打ちのめされた。23年1月になってようやく、上海の報道機関から無給のインターンシップのオファーを受けた。貯金と両親からの支援を頼りに市内に月額家賃2600元(約5万2000円)の部屋を借り、数カ月の努力の末にフルタイムのポジションを得た。しかし今でも、長期的な計画を立てることに懐疑的で、「人生はあまりにも予測不可能なので、今この瞬間をうまくやりたいだけ」と語る。

記事は「経済ブームの最も活気に満ちた時代に生まれた彼らは、親世代よりも多くの機会と快適さ、そしてより高い期待を受けて育った。彼らは、勤勉に働き、適切な教育を受ければ、将来はほぼ保証されていると言われてきた。しかし今や、その好景気の時代は消えつつあり、多くの若者の希望も消えつつある」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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