中国で26日、春節（旧正月、今年は2月10日）期間の帰省・Uターンラッシュに伴う40日間の特別輸送態勢「春運」が始まった。これに関連し、中国メディアの極目新聞は、中国南部の広東省でかつてこの時期の「風物詩」だった、帰省する出稼ぎ労働者による「バイクの大軍」のにぎわいがもう見られなくなっていると報じた。

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記事によると、高速鉄道などインフラの発展と人々の生活水準の向上により、近年「バイクの大軍」の数が急減している。

広東省西部の肇慶市から省境を越えて広西チワン族自治区やさらにその西の貴州省などに帰省する「バイクの大軍」は、ピークだった2013年（約110万台）から年々減少している。

今年の「春運」初日の26日、肇慶市内では、かつての「バイクの大軍」のにぎわいは見られなかったが、それでも300～400キロ先の故郷にバイクで帰る人の姿がぽつぽつと見られたという。（翻訳・編集/柳川）